MVNOサービスで安価スマホライフ! ~本体を用意しよう編
- 2014/05/18
- 15:58
イヤー3月の消費税うんたら需要からGW直後までの集中期間が過ぎ、
なんとか平穏な状況になりました。
・・・とか書くときっとこの平穏は終わるんだフラグなんだ。
いえ、お仕事忙しいのは良いことです。 小売業なんで。
で、エントリの本題です。
前回はMVNOサービスの全般的なお話をしてみました。
今回は、SIMカードを挿す本体のお話です。
■大雑把に言って、選択肢は3つ。 だけど・・・。
3つと書きましたが、そのうち2つはイレギュラーです。
なので普通の人が普通に使うには、選択肢は1つです。
それは、docomo販売で扱われたスマホ(またはタブレット)本体。
理由は細かく言うときりがないのですが、
大まかなとこを箇条書きにしていきますと・・・
・そもそも格安MVNOのほとんどはdocomo網利用のサービスなので、
docomo販売の端末が一番間違いなく使える
・当然、ちゃんと技適とおった端末である(電波法に違反しない)
・800Mhzの電波、いわゆるFOMAプラスエリアで使用できる
・中古市場に大量に出回ってるので、入手性も良い
こんな感じです。
茸(発行の)SIM挿すんだから、茸の本体が一番確実に決まってます。
それでも敢えて他の選択肢・・・という考えもありますが、それは後述。
技適も無視出来ません。 いや調べられなきゃわからんですよ?
でもこれはね、ホラね、お約束のうんたらかんたらって奴で。
で、これが大事。 FOMAプラスエリアで使えること。
FOMAプラスってのは、800Mhzの電波網で提供されてますが、
これが「電波の届きにくい所をカバーしてる」んです。
はい、禿が一時期しきりにプラチナバンドって言ってましたね。
アレですよアレ。
山間部などのいわゆる田舎なんかももちろんなんですが、
実は都市部でもポツポツ800Mhzエリアがあったりします。
この辺はdocomoのエリアマップ見るとわかります。
この800Mhzを掴めるかどうかは、思った以上に差が出ます。
で、他の選択肢っていうのがここで絡んできまして、それは
「海外端末」か、「Softbank、又はイーモバイル販売の端末」です。
どちらもW-CDMA方式に対応した端末であれば、docomo電波掴みます。
が!
ほとんどのケースにおいて、800Mhz掴めないんですよ。
海外端末では、調べに調べれば掴める端末もありますし、
中身をホニャララすれば使えるようになる端末もあります。
nexus7、nexus5なんかがそうですn
しかし、禿と芋については、そもそも自分たちが800Mhz持ってないので
自分とこで売る端末が、800Mhzを掴める必要ないんですよね。
なので、海外端末とか禿・芋端末を使う場合は、
docomoと周波数的に被っている2.1Ghz帯の電波しか拾うことが出来ません。
こうなると端末もネットワークサービスも、ガッカリ使用感になります。
LTE網については、色々面倒なので忘れましょう。
まぁ、期待しないできないとだけ思っておけば。
また、海外物は技適通ってません。 電波法的にはアウトです。
auの端末は、そもそもW-CDMAじゃないのでダメです。
大人の都合的な端末もありますが、ハードル高いのでやめましょう。
まとめると、端末は「docomo販売だった物が無難」です。
海外端末には魅力的なものが多数ありますが、
それは使う本人が色々スキル上がったら調査する方向で。
おまけとして。
rootとってホニャララしたい!なんて思ってる人は、
なおのこと禿・芋端末は向きません。
root取っていじるには、先人の知恵や実績が不可欠です。
自前で出来る人は別ですが。
ググって見つけやすい情報が充実している端末は、
ある程度決まっているのが実情です。 ペリアですn
■お勧めの端末は?
ぶっちゃけ好きなの買ってください。
・・・ではお話にならんので、基本的な要素だけでも。
もちろん「自分が欲しいと思った物」が一番だとは思うんですが、
一方で中古や白ロムで出回る物は、旧世代になったものがほとんど。
そうなると、各機種の評価もしっかり出回ってますので、
それらを調べ上げた上で選ぶのが無難です。
NX以前の富士通のアイツはどう見てもアウトとかですね!
で、気をつけたいのが「SIMロック」。
キャリア販売品は、大抵の場合、自分のネットワーク以外には
つなげられないようにロックをかけています。 しょっぱい事するよね。
イーモバイルは基本SIMフリーですが、中にはロック品もあるようなので
きっちり下調べしてから買いましょう。
一応、docomoではドコモショップに端末を持ち込めば
3000円程度で、SIMロックを解除するサービスを行ってます。
SIMフリーであることのメリットは、現在一番言われることは
海外旅行に行く人なら、現地のプリペイドSIMを買いさえすれば
日本キャリアの国際ローミングで、馬鹿高い料金を払う必要がなくなります。
最近では、1日1500円前後でWi-Fiルータをレンタルしてくれるサービスもあり、
以前よりは、海外からのネット通信も敷居が低くはなっています。
が、各国のお国事情が大きく影響するとはいえ、
旅行者向けも含めて、プリペイドSIMが広く普及している国であれば
1日数百円で、データ通信使い放題なんてケースもザラにあります。
また、現在はMVNOのほとんどはdocomo網を使ったサービスですが、
最近になって、auの(近いグループ企業提供とはいえ)MVNOが始めました。
そのうち、Softbankでも何かやってくるかもしれませんが、
そうなった時、docomoとSoftbank(およびイーモバイル)間であれば
気軽にMVNOサービスを行き来できる期待があります。
そして一番注意したいのが、「テザリング制限」がかかっていること。
詳しくは別途ググってもらいたいのですが、docomoは本体のそのものの設定で
テザリングに制限をかけてしまっています。 クソですね。
本体の設定画面にテザリングの項目があっても、それを選択できないのです。
この設定を書き換えるには、端末のroot権限を取得せねばならず、
手順自体はシンプルな物も多いですが、ミスって端末おじゃんにしても
誰も責任を取ってくれない、「自己責任による改変」を施さねばなりません。
なので、あくまで「SIMを挿した端末自体で、通信サービスを使う」事を大前提として
その上で、使いやすいと思える本体を探すとよいと思います。
俺に言わせるとXperiaばっかりお勧めしちゃうので、
誰かの意見を聞く前に、色々見ることをおすすめします。
世代的な特徴を大雑把に言うと・・・
・2011年モデル
1万円以下で買えるのが魅力。
ただしAndroid端末は未熟なものが多かったため、
当たり外れが大きいどころか、当たりなんてごく一部。
LTEサービスが始まっていなかったため、
3G(FOMA)の電波しかつかむことが出来ない。
そのため、理論上の上限速度も7M~14Mbps程度。(端末依存)
・2012年モデル
ボチボチLTE(Xi)対応モデルが出始めたので、
現行のXi程ではないが、理論上の上限速度が向上している。
価格的にも1万円は超えるものの、比較的安価。
当たりモデルも増えたものの、ダメな子も以前健在。
LTE対応でいて安価な端末を探すならこの世代。
・2013年モデル
各メーカーともにノウハウが蓄積されたので、
大外れ端末はだいぶ見なくなった。
アレはダメこれもダメ、ということは無くなったので
高性能かつ選択肢の幅が増えた世代。
ただし最新型に劣らぬ機能・性能を持っていることと、
MVNOサービスの周知が進んだため、小売店も強気価格。
3万円~5万円程度の幅で売られる機種が多い。
こんなところでしょうか。
どれだけの期間使うつもりなのか等、それぞれの環境にあわせて
コストや評判、好みで検討を重ねてみてください。
台所さんがお勧めするとしたら・・・
1.LTEなくてもいいから、安価な物で!
「Xperia acro HD(SO-03D)」
RAMが1GBなので、やや動きが苦しい場面もありますが
OSが4.0系のICEまで提供されているので、
アプリも比較的最近のものが使えます。
OSは2.3のGB以前だと、インストール出来ないアプリが増えました。
多くを欲張らなければ、十分戦力になるかと思います。
防水モデルなので、日常使いでも安心です。
まさかとは思いますが、間違えてau版のIS12Sを買わないように。
2.LTE使えて安牌なものない?
「Xperia AX(SO-01E)」
arcデザイン(背面が反ってるアレ)なので、薄い軽いと持ちやすく、
OSも4.1.2のJBまで提供されているので、アプリ対応も一安心。
おサイフケータイの認識に不具合を抱えていますが、
MVNOなSIMでおサイフケータイ機能を使うことは無いはずなので、
その辺は全く問題になりません。
ベースモデルが海外で言う「Xperia V」のため、情報も豊富です。
3.タブレットなら?
SIM挿さるタブで、入手製がよい物となると「nexus7」です。
2012年モデルはLTEが使えませんが、SIM挿ささるタブとしては、
大変安価なことが魅力です。 なんと1万円台で買える。
2013年モデルは3万超えと値が張りますが、
薄い軽い画面綺麗と、満足感も高くなっています。
ただし細かい不具合なども散見されるので、よく確認してからどうぞ。
豆ですが、少し前のアップデート時に動作が軽量化されたため、
鑑これも大分快適に動くようになってましt
動かし方? 特別なことではないけど、非公式なので各自ググ(ry
AndroidのOSバージョンを4.4にアップデートしてしまうと詰むのでご注意。
いやロールバックも出来ますが、スキルは必要なので。
いわゆる「中華タブ」には、3Gモデルで1万円台のものがあります。
外見はiPad miniクローンなものが多いですね。 7.9インチって奴です。
ただし、やっぱり色々賭けだったり自己責任だったりがあるので
nexus7や、その製造元であるASUSのfonepad7など、
出元がしっかりしているものを選びましょう。
iPad系? 国内ではSIMフリー版(要は海外モデル)は高くてな・・・。
Apple系サービスが使いたくて、コストかけられるならどうぞ。
4.SIMフリースマホでお買い得なの無い?
コヴィアの「CP-F03a」というものがあります。
RAM容量が512MBと少ないため、アプリによっては動作が重いでしょうが
価格的には安価であり、テザリング設定に制限もかかっていないようです。
また、「デュアルSIM」といって、SIMカード2枚挿しが出来る特徴があります。
そのメリットについては、公式サイトを見てみてください。
http://www.covia.net/product-cpf03a.html
また、freetelという所も、いくつかの機種を販売しています。
機能的には最低限レベルと言えますが、新品で1万円なんて物も。
ここの本体は、ヨドバシカメラなどで実機展示がある事が多いので、
近くに店舗がある方は、一度触ってみることをお勧めします。
http://www.freetel.jp/fulllineup/index.html
■Wi-Fiルータはどうなの?
もちろん使えます。 SIM挿すタイプのものであれば。
ただし、積極的におすすめはしません。
理由としては・・・
・APN(接続先の情報)設定に、大抵の場合でPCが必要
・そもそもルータを使うケースは、SIMが刺さらない
他のWi-Fiネットワーク機器を使いたい場合に限られる
・電池もちは、通信してる実時間でいうと長くて5時間程度
こういったところがあります。
APN設定は一度済ませてしまえばいいっちゃいいのですが、
何かの都合で新しく設定をしなければいけない場合、
手元にパソコンがないと、どうにもならなくなります。
例えばせっかくSIMフリーが売りのルータを買っても、
じゃあ海外で使おう!としても、APN設定用のPCがないと詰みます。
また、iPod Touchのような自分にSIM挿すことが出来ない機器を使うなら
ルータでも良いのですが、そうでなければ自身だけでは何も出来ない
ルータタイプの機器を選択する理由はありません。
先に書いたように自己責任でrootとって設定をいじれば、テザリングで代用も出来ます。
で、最後に電池もち。
これはテザリングした場合のスマホでも似たり寄ったりですが、
大抵の場合で、一回の満充電で使える時間は4~5時間です。
つまり半日すらなかなか厳しいということですね。
モバイルバッテリーを持つ事でカバーも出来ますが、
それを使っても、ギリギリまで頑張ってやっと倍です。
実際には充電時のロス電力などで、倍の時間までもつか微妙です。
というわけで、せっかくならSIMが挿さるスマホかタブレットがお勧めです。
■どこで買うの?
ネットでも、リアルの小売店でも。
基本、中品を買うことになります。
MNP錬金術で手にした端末を即売る人もいますので、
「未使用の中古品」なるものを買うことも出来ます。
当然、使用済みより割高ですが、美品を買えるメリットはあります。
価格については、もう本当に様々です。
業者の価値判断もありますし、いわゆる「程度」(傷など)でも違うし、
付属品の有無、人気カラーであるなしなど、要素は様々です。
メーカー保証もキャリア保証もありませんので、
それを売ってる小売店独自の、短期間保証のみが一般的です。
その辺りも加味した上で、色々見て回ると良いでしょう。
例外的に「永久保証」とされることが多い要素として、
「赤ROM保証」があります。
いわゆる割賦途中で売却され、なんらかの理由で元の購入者が
割賦支払いを滞らせたりした時、ネットワークロックがかかります。
本体にはIMEIという識別番号が個別に振られており、
最初に端末を購入した時点で、キャリア側でこの番号が登録されます。
で、本体代の支払いがまだ完了していない段階で、
元々の購入者の支払いに不備が起きると、通信を止める措置がとられます。
こういった状態になってしまう端末を「赤ROM」と呼びますが、
これについては、万一中古で買ったものが、IMEIロックを受けた場合
購入時期に関係なく、何らかの形で保証をしますというものです。
大抵は別物への交換になるのではと思いますが、
この赤ROM保証だけは、永久保証とする店が多いですね。
もちろん、全ての店がとは言えないので、この点も確認しましょう。
・・・というわけで、本体の調達についてでした。
最近では、SIMフリーを前面に出した端末単体販売も出てきて、
日本でも、小さいながら1ジャンルとして確立するのでは?と期待してます。
なんとか平穏な状況になりました。
・・・とか書くときっとこの平穏は終わるんだフラグなんだ。
いえ、お仕事忙しいのは良いことです。 小売業なんで。
で、エントリの本題です。
前回はMVNOサービスの全般的なお話をしてみました。
今回は、SIMカードを挿す本体のお話です。
■大雑把に言って、選択肢は3つ。 だけど・・・。
3つと書きましたが、そのうち2つはイレギュラーです。
なので普通の人が普通に使うには、選択肢は1つです。
それは、docomo販売で扱われたスマホ(またはタブレット)本体。
理由は細かく言うときりがないのですが、
大まかなとこを箇条書きにしていきますと・・・
・そもそも格安MVNOのほとんどはdocomo網利用のサービスなので、
docomo販売の端末が一番間違いなく使える
・当然、ちゃんと技適とおった端末である(電波法に違反しない)
・800Mhzの電波、いわゆるFOMAプラスエリアで使用できる
・中古市場に大量に出回ってるので、入手性も良い
こんな感じです。
茸(発行の)SIM挿すんだから、茸の本体が一番確実に決まってます。
それでも敢えて他の選択肢・・・という考えもありますが、それは後述。
技適も無視出来ません。 いや調べられなきゃわからんですよ?
でもこれはね、ホラね、お約束のうんたらかんたらって奴で。
で、これが大事。 FOMAプラスエリアで使えること。
FOMAプラスってのは、800Mhzの電波網で提供されてますが、
これが「電波の届きにくい所をカバーしてる」んです。
はい、禿が一時期しきりにプラチナバンドって言ってましたね。
アレですよアレ。
山間部などのいわゆる田舎なんかももちろんなんですが、
実は都市部でもポツポツ800Mhzエリアがあったりします。
この辺はdocomoのエリアマップ見るとわかります。
この800Mhzを掴めるかどうかは、思った以上に差が出ます。
で、他の選択肢っていうのがここで絡んできまして、それは
「海外端末」か、「Softbank、又はイーモバイル販売の端末」です。
どちらもW-CDMA方式に対応した端末であれば、docomo電波掴みます。
が!
ほとんどのケースにおいて、800Mhz掴めないんですよ。
海外端末では、調べに調べれば掴める端末もありますし、
中身をホニャララすれば使えるようになる端末もあります。
nexus7、nexus5なんかがそうですn
しかし、禿と芋については、そもそも自分たちが800Mhz持ってないので
自分とこで売る端末が、800Mhzを掴める必要ないんですよね。
なので、海外端末とか禿・芋端末を使う場合は、
docomoと周波数的に被っている2.1Ghz帯の電波しか拾うことが出来ません。
こうなると端末もネットワークサービスも、ガッカリ使用感になります。
LTE網については、色々面倒なので忘れましょう。
まぁ、期待しないできないとだけ思っておけば。
また、海外物は技適通ってません。 電波法的にはアウトです。
auの端末は、そもそもW-CDMAじゃないのでダメです。
大人の都合的な端末もありますが、ハードル高いのでやめましょう。
まとめると、端末は「docomo販売だった物が無難」です。
海外端末には魅力的なものが多数ありますが、
それは使う本人が色々スキル上がったら調査する方向で。
おまけとして。
rootとってホニャララしたい!なんて思ってる人は、
なおのこと禿・芋端末は向きません。
root取っていじるには、先人の知恵や実績が不可欠です。
自前で出来る人は別ですが。
ググって見つけやすい情報が充実している端末は、
ある程度決まっているのが実情です。 ペリアですn
■お勧めの端末は?
ぶっちゃけ好きなの買ってください。
・・・ではお話にならんので、基本的な要素だけでも。
もちろん「自分が欲しいと思った物」が一番だとは思うんですが、
一方で中古や白ロムで出回る物は、旧世代になったものがほとんど。
そうなると、各機種の評価もしっかり出回ってますので、
それらを調べ上げた上で選ぶのが無難です。
NX以前の富士通のアイツはどう見てもアウトとかですね!
で、気をつけたいのが「SIMロック」。
キャリア販売品は、大抵の場合、自分のネットワーク以外には
つなげられないようにロックをかけています。 しょっぱい事するよね。
イーモバイルは基本SIMフリーですが、中にはロック品もあるようなので
きっちり下調べしてから買いましょう。
一応、docomoではドコモショップに端末を持ち込めば
3000円程度で、SIMロックを解除するサービスを行ってます。
SIMフリーであることのメリットは、現在一番言われることは
海外旅行に行く人なら、現地のプリペイドSIMを買いさえすれば
日本キャリアの国際ローミングで、馬鹿高い料金を払う必要がなくなります。
最近では、1日1500円前後でWi-Fiルータをレンタルしてくれるサービスもあり、
以前よりは、海外からのネット通信も敷居が低くはなっています。
が、各国のお国事情が大きく影響するとはいえ、
旅行者向けも含めて、プリペイドSIMが広く普及している国であれば
1日数百円で、データ通信使い放題なんてケースもザラにあります。
また、現在はMVNOのほとんどはdocomo網を使ったサービスですが、
最近になって、auの(近いグループ企業提供とはいえ)MVNOが始めました。
そのうち、Softbankでも何かやってくるかもしれませんが、
そうなった時、docomoとSoftbank(およびイーモバイル)間であれば
気軽にMVNOサービスを行き来できる期待があります。
そして一番注意したいのが、「テザリング制限」がかかっていること。
詳しくは別途ググってもらいたいのですが、docomoは本体のそのものの設定で
テザリングに制限をかけてしまっています。 クソですね。
本体の設定画面にテザリングの項目があっても、それを選択できないのです。
この設定を書き換えるには、端末のroot権限を取得せねばならず、
手順自体はシンプルな物も多いですが、ミスって端末おじゃんにしても
誰も責任を取ってくれない、「自己責任による改変」を施さねばなりません。
なので、あくまで「SIMを挿した端末自体で、通信サービスを使う」事を大前提として
その上で、使いやすいと思える本体を探すとよいと思います。
俺に言わせるとXperiaばっかりお勧めしちゃうので、
誰かの意見を聞く前に、色々見ることをおすすめします。
世代的な特徴を大雑把に言うと・・・
・2011年モデル
1万円以下で買えるのが魅力。
ただしAndroid端末は未熟なものが多かったため、
当たり外れが大きいどころか、当たりなんてごく一部。
LTEサービスが始まっていなかったため、
3G(FOMA)の電波しかつかむことが出来ない。
そのため、理論上の上限速度も7M~14Mbps程度。(端末依存)
・2012年モデル
ボチボチLTE(Xi)対応モデルが出始めたので、
現行のXi程ではないが、理論上の上限速度が向上している。
価格的にも1万円は超えるものの、比較的安価。
当たりモデルも増えたものの、ダメな子も以前健在。
LTE対応でいて安価な端末を探すならこの世代。
・2013年モデル
各メーカーともにノウハウが蓄積されたので、
大外れ端末はだいぶ見なくなった。
アレはダメこれもダメ、ということは無くなったので
高性能かつ選択肢の幅が増えた世代。
ただし最新型に劣らぬ機能・性能を持っていることと、
MVNOサービスの周知が進んだため、小売店も強気価格。
3万円~5万円程度の幅で売られる機種が多い。
こんなところでしょうか。
どれだけの期間使うつもりなのか等、それぞれの環境にあわせて
コストや評判、好みで検討を重ねてみてください。
台所さんがお勧めするとしたら・・・
1.LTEなくてもいいから、安価な物で!
「Xperia acro HD(SO-03D)」
RAMが1GBなので、やや動きが苦しい場面もありますが
OSが4.0系のICEまで提供されているので、
アプリも比較的最近のものが使えます。
OSは2.3のGB以前だと、インストール出来ないアプリが増えました。
多くを欲張らなければ、十分戦力になるかと思います。
防水モデルなので、日常使いでも安心です。
まさかとは思いますが、間違えてau版のIS12Sを買わないように。
2.LTE使えて安牌なものない?
「Xperia AX(SO-01E)」
arcデザイン(背面が反ってるアレ)なので、薄い軽いと持ちやすく、
OSも4.1.2のJBまで提供されているので、アプリ対応も一安心。
おサイフケータイの認識に不具合を抱えていますが、
MVNOなSIMでおサイフケータイ機能を使うことは無いはずなので、
その辺は全く問題になりません。
ベースモデルが海外で言う「Xperia V」のため、情報も豊富です。
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3.タブレットなら?
SIM挿さるタブで、入手製がよい物となると「nexus7」です。
2012年モデルはLTEが使えませんが、SIM挿ささるタブとしては、
大変安価なことが魅力です。 なんと1万円台で買える。
2013年モデルは3万超えと値が張りますが、
薄い軽い画面綺麗と、満足感も高くなっています。
ただし細かい不具合なども散見されるので、よく確認してからどうぞ。
豆ですが、少し前のアップデート時に動作が軽量化されたため、
鑑これも大分快適に動くようになってましt
動かし方? 特別なことではないけど、非公式なので各自ググ(ry
AndroidのOSバージョンを4.4にアップデートしてしまうと詰むのでご注意。
いやロールバックも出来ますが、スキルは必要なので。
いわゆる「中華タブ」には、3Gモデルで1万円台のものがあります。
外見はiPad miniクローンなものが多いですね。 7.9インチって奴です。
ただし、やっぱり色々賭けだったり自己責任だったりがあるので
nexus7や、その製造元であるASUSのfonepad7など、
出元がしっかりしているものを選びましょう。
iPad系? 国内ではSIMフリー版(要は海外モデル)は高くてな・・・。
Apple系サービスが使いたくて、コストかけられるならどうぞ。
4.SIMフリースマホでお買い得なの無い?
コヴィアの「CP-F03a」というものがあります。
RAM容量が512MBと少ないため、アプリによっては動作が重いでしょうが
価格的には安価であり、テザリング設定に制限もかかっていないようです。
また、「デュアルSIM」といって、SIMカード2枚挿しが出来る特徴があります。
そのメリットについては、公式サイトを見てみてください。
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また、freetelという所も、いくつかの機種を販売しています。
機能的には最低限レベルと言えますが、新品で1万円なんて物も。
ここの本体は、ヨドバシカメラなどで実機展示がある事が多いので、
近くに店舗がある方は、一度触ってみることをお勧めします。
http://www.freetel.jp/fulllineup/index.html
■Wi-Fiルータはどうなの?
もちろん使えます。 SIM挿すタイプのものであれば。
ただし、積極的におすすめはしません。
理由としては・・・
・APN(接続先の情報)設定に、大抵の場合でPCが必要
・そもそもルータを使うケースは、SIMが刺さらない
他のWi-Fiネットワーク機器を使いたい場合に限られる
・電池もちは、通信してる実時間でいうと長くて5時間程度
こういったところがあります。
APN設定は一度済ませてしまえばいいっちゃいいのですが、
何かの都合で新しく設定をしなければいけない場合、
手元にパソコンがないと、どうにもならなくなります。
例えばせっかくSIMフリーが売りのルータを買っても、
じゃあ海外で使おう!としても、APN設定用のPCがないと詰みます。
また、iPod Touchのような自分にSIM挿すことが出来ない機器を使うなら
ルータでも良いのですが、そうでなければ自身だけでは何も出来ない
ルータタイプの機器を選択する理由はありません。
先に書いたように自己責任でrootとって設定をいじれば、テザリングで代用も出来ます。
で、最後に電池もち。
これはテザリングした場合のスマホでも似たり寄ったりですが、
大抵の場合で、一回の満充電で使える時間は4~5時間です。
つまり半日すらなかなか厳しいということですね。
モバイルバッテリーを持つ事でカバーも出来ますが、
それを使っても、ギリギリまで頑張ってやっと倍です。
実際には充電時のロス電力などで、倍の時間までもつか微妙です。
というわけで、せっかくならSIMが挿さるスマホかタブレットがお勧めです。
■どこで買うの?
ネットでも、リアルの小売店でも。
基本、中品を買うことになります。
MNP錬金術で手にした端末を即売る人もいますので、
「未使用の中古品」なるものを買うことも出来ます。
当然、使用済みより割高ですが、美品を買えるメリットはあります。
価格については、もう本当に様々です。
業者の価値判断もありますし、いわゆる「程度」(傷など)でも違うし、
付属品の有無、人気カラーであるなしなど、要素は様々です。
メーカー保証もキャリア保証もありませんので、
それを売ってる小売店独自の、短期間保証のみが一般的です。
その辺りも加味した上で、色々見て回ると良いでしょう。
例外的に「永久保証」とされることが多い要素として、
「赤ROM保証」があります。
いわゆる割賦途中で売却され、なんらかの理由で元の購入者が
割賦支払いを滞らせたりした時、ネットワークロックがかかります。
本体にはIMEIという識別番号が個別に振られており、
最初に端末を購入した時点で、キャリア側でこの番号が登録されます。
で、本体代の支払いがまだ完了していない段階で、
元々の購入者の支払いに不備が起きると、通信を止める措置がとられます。
こういった状態になってしまう端末を「赤ROM」と呼びますが、
これについては、万一中古で買ったものが、IMEIロックを受けた場合
購入時期に関係なく、何らかの形で保証をしますというものです。
大抵は別物への交換になるのではと思いますが、
この赤ROM保証だけは、永久保証とする店が多いですね。
もちろん、全ての店がとは言えないので、この点も確認しましょう。
・・・というわけで、本体の調達についてでした。
最近では、SIMフリーを前面に出した端末単体販売も出てきて、
日本でも、小さいながら1ジャンルとして確立するのでは?と期待してます。
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